シンプソン(月影)春菜

シンプソン春菜

▽パートナー:シンプソン健太郎

誕生日:5月27日(双子座)

▽職業:『Simpson's Chocolate House』従業員、ホールスタッフ、デザイナー、インテリア・コーディネーター

血液型:A

好きなモノ:健太郎のキスと抱擁、スイーツ、アルフォンス・ミュシャの作品、マウリッツ・エッシャーの画

得意なこと:デッサン、絵画、デザイン、インテリアデザイン、メイドコスプレ

好みの体位:女性上位

特筆ワザ:寸止めフェラ攻撃

呼称(他の人物の呼び方)

 ――ケンジ(健太郎の伯父)=「ケンジさん」

 ――マユミ(義理の母)=「マユミお義母さま」

 ――ケネス(義理の父)=「ケニーお義父さま」

 ――ミカ(夫健太郎の伯母)=「ミカさん」

 ――(夫健太郎の従兄弟)=「龍くん」

 ――真雪(高校時代からの親友)=「真雪」

 ――健太郎(高校時代の同級生、恋人・夫)=「ケン」

 ――春菜(自分)=「私」

 ――修平(高校時代からの友人)=「天道くん」

 ――夏輝(高校時代からの友人)=「夏輝」


 真雪、夏輝の友人として高校時代から登場した春菜は、始めはおとなしく、消極的で友人もなかなか作れない性格でした。完全なインドア派で、イラストやスケッチなど、とにかく一人で『描く』ことが大好きな少々オタク的な香りのする女子高生だったわけです。しかし、真雪と夏輝に無理矢理つき合わされているうちに、交友関係も拡がり、特に健太郎とつき合い始めたことで自分とは何か、ということに気づいていったのです。

 もちろんそういう感じでしたから、男子と交際する、などということには全く無縁でした。ただ、やはり思春期になると彼女の中にも男性への興味、性的な事への関心というものも生まれてきました。元々芸術家肌の春菜ですから、燃え上がる情熱というものも、ちゃんと心の奥には秘めていたわけで、それが健太郎と出会ったことで爆発したとも言えるでしょう。その証拠に、健太郎に告白してすぐ、彼に抱かれることを決意し、結ばれました。健太郎は非常に優しいフェミニストでしたから、春菜にとってこの男性との出会いは生涯で最も幸運な出来事であったことは想像に難くありません。

 健太郎はもとより、その近くにいる真雪、健太郎の父親のケネスやいとこの龍、海棠家のケンジやミカと親しくしてもらううちに、春菜も次第に大胆に、というより自分の本来の姿を見せることができるようになっていきます。そういうきっかけを作ってくれた恋人健太郎のことを春菜は『心の解放者』と称したことがあります。

 眼鏡属性で、メイド服を着ると、見事にそっち系の世界の人間に変貌してしまいます。それは後に健太郎の元に嫁いだ後も「Simpson's Chocolate House」の看板ともなっていくのです。

――生い立ち

 ごく普通の一般的な家庭に生まれる。幼い時から絵を描くことが好きな静かな少女だったが、一つのものに固執する、という頑固な面もこの頃から少しずつ見られるようになる。中学校の美術の時間などは、自分の作品が授業時間内に出来上がらないことが多く、その時は決まって自宅に持ち帰り夜を徹して作品を仕上げなければ気が済まない、という頑固な女子中学生だった。それだけに、その腕は確かで、校内スケッチ大会では毎年学校長賞、二年生の時には県のコンクールにも出品されて優秀賞を受けている。他にも市のデザイン展で奨励賞、高校時代には地元新聞社主催の絵画展に出品し、編集長特別賞、県の町作り課が募集した公園デザインコンクールでは最優秀賞を取り、実際に県立図書館脇にある公園はこのデザインをもとに造られた。

 デザイン科のある工業高校に入学。それから間もなく情報システム科に在籍していたシンプソン真雪と日向夏輝に声を掛けられ、半ば無理矢理友人にさせられる。しかし、結果的にこの二人とつき合い始めたことは、春菜が自分の世界を広げるのに、かなり役立った。春菜はこの二人を『魂の解放者』と呼んでずっと感謝し続けている。

 高校三年生の夏、真雪の双子の兄健太郎に出会い、熱烈に告白して交際が始まる

 高卒後、デザインの勉強をするために専門学校に通い、その後は健太郎の店「Simpson's Chocolate House」に就職。そのまま健太郎と25歳で結婚し、現在この店の重要なスタッフになっている。

 3歳下にピアノをたしなむ弟冬樹がいる。

――男性遍歴

 高三まで男女交際とは無縁の日々を送り、その夏に初めて健太郎に抱かれて以来、ずっと彼のみ。

 ちょっと意外だが、春菜はフェラチオの名手。相手のものを咥え込んだが最後、口自体はまったく動かすことなく舌と喉を使って性的興奮を高めていき、射精寸前の状態のまま、それを維持するという超絶テクニックを持っている。このワザにかかった健太郎は、消耗が激しく、明くる日の仕事にも支障をきたすほどだとまで言っている。