《海棠家とシンプソン家》

シンプソン・ファミリーと海棠ファミリー
シンプソン・ファミリーと海棠ファミリー

 シリーズ『Chocolate Time』の核となる二つのファミリー、海棠家とシンプソン家。

 イラスト右の三人が海棠家(右端から海棠ケンジ、海棠ミカ、海棠 龍)。

 左の四人がシンプソン家 (左端からケネス・シンプソン、シンプソン・マユミ、シンプソン真雪、シンプソン健太郎)です。

主要人物相関図はこちら

 

 そもそもの始まりはK市すずかけ町に住むケンジとマユミ。この二人は双子の兄妹で、高二の時にお互いへの想いが炸裂して、禁断の肉体関係を結んでしまいました。丁度その時に、カナダからの水泳部の部活留学生としてケンジの高校にやってきていたのがケネス。彼はケンジ兄妹の秘密の関係を知る最初の人物。以後、この兄妹とは非常に親しくつきあいを続けます(→基礎知識「海棠兄妹」 →基礎知識「ケンジとケネス」

 ケネスは高三の春から日本に定住し、彼の父親がすずかけ三丁目に開いたチョコレートハウス『Simpson's Chocolate House』『Simpson's Chocolate House』についての跡継ぎになります。

 ケンジとマユミは高校を卒業し別々の進路を歩み始めた頃から、このまま熱い関係を続けるわけにはいかないと思い悩み始めます。結局ケンジはマユミをやはり彼女に真剣な想いを抱いていたケネスに託し、大学で傷心の時を過ごします。そして当時二学年上の水泳サークルの先輩だったミカにいろいろと気遣ってもらい、この頼れる先輩への想いを少しずつ膨らませていきました。

 ――というわけで、マユミはケネスと結婚し、ケンジは大学卒業後ミカと結婚しました。

 

 さて、ここからはその二世たちのお話。

 挿絵の中央にいる三人が彼らの子供です。白い水着姿の真雪とその後ろに立つ健太郎も双子の兄妹。しかし、この二人はそれぞれ父親が違うのです。ケンジと別れる時、精神的にひどく苦しんでいたマユミは、ケネスと愛し合った翌日、別れを決意した兄ケンジとも繋がり合います。そして偶然、その二人の男性の子を身に宿してしまったのでした(→基礎知識「異父二卵性双生児」

 ケンジとミカの一人息子が一番ちびっ子の龍。健太郎、真雪兄妹とは四歳違いのいとこにあたります。

 

 挿絵の中で健太郎と龍が赤面しているワケをご説明しましょう。

 健太郎も真雪も、そして龍もケンジとミカがすずかけ町で経営していたスイミングスクールに小さい頃から通っていました。思春期を迎えた健太郎は、そのインストラクターで、彼自身の伯母でもあるミカの水着姿に心を熱くしていました。また、龍は、物心ついたころから自分にあれこれ世話を焼いてくれていた真雪にあこがれの気持ちを抱いていました。

 この挿絵は二つのファミリーがいっしょにハワイへ旅行した時の写真です。この旅行は、ケンジとマユミの初体験から丁度20年になるのを記念して、ケネスとミカが企画したもの。実は、ケンジとマユミは、別々のパートナーと結婚した後も、時折抱き合い、愛し合っていました。それそれの伴侶ミカもケネスも、それを認め、奨めていたのです。そしてこの旅行中にそのミカとケネスも繋がり合って、この二組の夫婦はお互いを自由に交換して愛し合える関係を築き上げてしまいました。

 そんな中、健太郎はあこがれのミカに童貞を捧げることができました。その時に彼はミカに抱かれながら自分の出生の秘密を聞かされ、この親たちの不思議で複雑でエキサイティングな関係についてすべて理解します。また、この時中一だった龍は、夢の中でいとこの真雪とセックスする夢をみて精通を経験します。

 

★このハワイ旅行のお話が『Twin's Story 6 "Macadamia Nuts Chocolate Time"』

 

 龍と真雪はのちに恋人同士となり、人もうらやむアツアツの関係を続けて、龍が21、真雪が25の時のバレンタインデーに式を挙げます

 ちなみに健太郎は高三で月影春菜という同級生の恋人を得、真雪たちと同じ日に結婚したのでした。

『Chocolate Time』シリーズのおおまかな流れがわかる「Chocolate Time 総集編」はこちら

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