69のQ&A~エロかきさんへ69の質問~

1.あなたのお名前を教えて下さい。(ペンネームorハンドル)

――Simpson(シンプソン)と申します。正式には『Secret Simpson(シークレット・シンプソン)』。

 

2.18禁小説を書き始めたきっかけは?

――自分の萌えるシチュエーションの物語で萌えたかったからです。

 

3.書き始めてどれくらいですか?

――誰にも見せない日記に書き付けていた頃からだと、優に四半世紀を超えます。

 

4.ターゲットとしている性別、年齢層などありますか?

――こういう世界が好みの方であれば、男女問わず、年齢不問です。

 

5.あなたの小説の売りは簡単に言うと?

――ハッピーエンドの甘い恋愛関係。例外は『白いキャンバス』。唯一これは全く傾向が違って悲恋ファンタジー系です。

 

6.得意とするジャンルは?

――アダルトものに限れば、男女の恋愛とカラミですかね。

 

7.萌えるシチュエーションは?

――ありきたりですけど和姦です。猟奇的なモノや汚れたモノは自分の中ではNGです。

 

8.何属性ですか?いくつでも。

――元来僕自身がバイなので、男女に関してはどんな組み合わせでも受け入れられます。ただ、極端な幼児や老人、女装、ニューハーフは受け入れがたいです。……って、そういう意味ですかね?属性って。

 

9.好きだけど書けないというジャンル、シチュエーションはありますか?

――好きなら書けます。

 

10.お薦めの作品を一つ、内容紹介も添えてどうぞ。

――もはやライフワークになってしまった『Chocolate Time』シリーズ。本編の第10作目『Cherry Chocolate Time』はかなり力が入っています。僕自身の過去の体験が少しだけ反映されているせいもあります。主人公の女性が、恋人に会えない寂しさに、ふらふらと別の男に抱かれてしまいます。その後自分の裏切り行為をひどく悔やみ、泣きながら謝る女性を、それでも恋人は優しく抱いて赦す、という内容です。

 

11.これは薦められないという作品はありますか?

――そんな作品は公開しません。

 

12.主人公は男性、女性、どちらが多いですか?

――同数です。基本的に熱々のカップルを第三者視点で描きますから。

 

13.執筆中は男性、女性、どちらに感情移入しますか?

――バイ属性の僕は、どちらにも同じように感情移入します。

 

14.ストーリーとキャラ、先に浮かぶのは?

――キャラです。キャラの設定をきちんとしていれば、あとは彼らが勝手に動いてくれます。

 

15.男性キャラ、女性キャラ、描写に力が入るのはどちらかといえば?

――あまり差はないかなあ……。ただ僕は男なので、男性キャラの方がいろんなことを描写し易いという面はあります。

 

16.キャラの設定は細かく決める方ですか?

――性格はもちろん誕生日、食べ物の好み、セックスの時のクセなど、小説に描かれないことまで細かく設定します。そうしないと、キャラに統一性が生まれません。

 

17.身近な人物をモデルにすることはありますか?

――極論すれば自分自身。こんなときはこうする、こう言う、というような行動パターンや思考の傾向なんかは、自分をモデルにした方が断然描きやすいですし、その後の展開も想像しやすいですから。

 

18.キャラを作る上で既存のメディアに影響されることはありますか?

――ないと言えば嘘になりますが、故意に参照したりすることはありません。参考止まりです。

 

19.キャラの身体的特徴を作中でしっかりと描写する方ですか?

――文章と同時に自分で挿絵も描きますから、文字だけで詳しく描写することはあまりありません。

 

20.お気に入りのキャラはいますか?

――自分の小説に登場するキャラクターはそれぞれに違った性格を持っているので、とにかく全員がお気に入りです。

 

21.自分のキャラにリアリティーはあると思いますか?

――大いにあると思います。かなりデキた善人ばかりですが、普通にそのあたりで暮らしていそうな若者ばかりです。そういう等身大のキャラクターの方が、感情移入しやすくて、僕自身萌えやすいんです。

 

22.抱きたい!(抱かれたい!)と思うキャラはいますか?

――ほぼ全て。男女問わず(笑)。

 

23.逆にこいつとだけはゴメンだと思うキャラはいますか?

――ほとんどいませんが、いわゆる悪役とは関わりたくないですね。

 

24.つい書いてしまうというキャラのタイプがあれば教えて下さい。

――シャイで甘え上手な男キャラ。

 

25.自分のキャラに萌えますか?

――萌えなければ官能小説なんて書けません。

 

26.男女キャラの受け、攻め。多く書いているパターンは?

――第三者視点ですから、どっちかがタチならばどっちかがウケになります。

 

27.設定集、キャラ紹介などを置くことについて思うところがあれば。

――積極的に公開すべきだと思います。それは、小説本文だけでは勝負できない自分の技量のなさを埋めるモノかもしれませんが、読者の中には、そういう「キャラクターの裏側」を知りたいと思っている方もいらっしゃるでしょうし、その方が、物語へ深く没頭できる、という効果も無視できません。

 

28.一人称と三人称、どちらで書くことが多いですか?

――ほとんど三人称です。

 

29.文章を書く上で特に気を付けている点は?

――精選された、できるだけ正しい言葉で過不足なく、全てを読者に理解してもらう。……でもなかなかそううまくはいきませんけどね。

 

30.ストーリーを考える上で特に気を付けている点は?

――矛盾なく、テーマが明確で、始まりと終わりが円で閉じる。

 

31.起承転結。順序を追って書く方ですか?

――もちろんです。でも、プロット段階ではこの限りではありません。結末を最初に考えることが多いです。実際に書き始めるときは頭から順を追って。

 

32.短編と長編、どちらが書きやすいですか?

――労力的に書きやすいのは短編ですが、言葉選びや展開のリズムなど短編ならではの難しさもあります。

 

33.18禁描写とストーリー部分、どちらかといえば重点を置いているのはどっち?

――ストーリー重視です。その結果18禁描写がある。

 

34.18禁小説はエロが濃厚であればストーリー性は薄くて良いと思いますか?

――思いません。それはもはや小説とは呼べないと思います。

 

35.18禁描写のリアリティーは重要ですか?

――自分が体験したこと以外のことはわからないので、どういうのをリアリティーのある描写というのかわかりません。巷のエロ小説やAVもリアリティーがあるかどうか判断できませんし……。

 

36.射精まできっちりと描写する方ですか?

――はい。ほとんど。僕は男ですから、セックスのクライマックス、絶頂は射精です。これがないと、読んでいて欲求不満になります。

 

37.擬音は駆使する方ですか?

――ほどほどに。射精の瞬間、極端にオノマトペが増えます(笑)。

 

38.あなたが書く上で読者が「抜ける」ことは重要ですか?

――官能小説である以上は、それを期待しないわけにはいきませんが、登場人物の心の動きや感情の変化も楽しんで欲しいです。

 

39.一作におけるエロ無し部分とエロ有り部分の比率はどれくらいですか?

――エロ有り部分は、多くても半分以下です。例外は前述『Chocolate Time』シリーズの第9作『Almond Chocolate Time』。濃厚な性描写が6回もあります。

 

40.過去に書いた作品を読み直して校正しますか?

――常にやっています。自分のこのサイトに載せている文章は、頻繁に書き直しています。もちろん大筋を変化させることはありませんが、表現方法や言葉遣いなどは、自分で読む度にいろんなことを書き直したくなります。だから、いつまでたっても決定版になりません。まあ、それがネットで公開する小説のいいところかも知れませんね。

 

41.誤字脱字を指摘されたらどう思いますか?

――感謝と共に書き直します。誤字脱字であれば。

 

42.挿絵を付けるとしたらどんなタイプのものが合うと思いますか?

――自分で実際描いているものが、一番イメージに合っていると思っています。

 

43.18禁小説作家としてプロデビューしたいですか?

――もちろんです!

 

44.ドラマ、映画、漫画、ゲームなどで原作として使われたい作品がありますか?

――ほとんど全ての作品、漫画やアニメとしてリフォームしてもらいたいですね。僕の作品は極端に台詞の多い『台本』的なものなので、そういうメディアの移し替えは基本的にたやすいでしょうし、それをある意味想定して書いているフシもあります。

 

45.自身の体験を作中で使うことはありますか?

――あります。ありのままを書くことよりも、所々のシーンで、自分の体験が活かされることは、どんな作家さんにもあることではないでしょうか。

 

46.逆に作中で表現したくて体験したことはありますか?

――ここだけの話ですけど、精液を口に入れる、というシーンを書くのに、精液ってどんな味や感触なんだろう、と常々思っていて、男友達に口に出してくれ、って頼んだことがありますが、断られました。

 

47.セリフ、シチュなど、エッチしている時に「これは使える」と考えてしまいますか?

――「その」時は無我夢中なので、そんなことを落ち着いて考える暇はありません。

 

48.パートナーに18禁小説を書いていることを言えますか?(現在いない方は将来出来たら)

――言えます。言えますが、きっと軽くスルーされるので、言いません。

 

49.市販の18禁小説を読みますか? また、小説を書く上で参考になりますか?

――買って読むことはありません。立ち読みで文章やセックスの描写を参考にすることはあります。ネットでの官能小説はかなり参考にします。

 

50.エロゲーをしますか? また、小説を書く上で参考になりますか?

――セックス表現が第一義で、快楽のみをテーマにしたモノが多いので、参考にするどころか、触りも覗きもしません。

 

51.AVとエロアニメ、参考にするならどちら?

――どっちも同じぐらいです。ただ、あまり積極的には参考にしません。イメージが写ってしまいそうなので。

 

52.淫語について思うところがあれば。

――いわゆる『言葉責め』で使われるような、相手を辱めるための言葉は使いたくありません。直接的な表現は避けたいタイプなので、僕の小説中の登場人物もそういう類の言葉を口にすることはほとんどありません。

 

53.愛のないエッチを書きますか?

――愛のないエッチをテーマにすることはありませんが、そのことで登場人物が苦悩する、という使い方をすることはあります。

 

54.ハッピーエンドとバッドエンド。どちらかといえばどっち派?

――完全にハッピーエンド派です。

 

55.18禁小説を書き始めて変わったことはありますか?

――性に関して開放的になりました。でも、現実の生活にはあまり変化はありません。

 

56.18禁小説を書くことに、全年齢対象の小説を書くことでは得られない物があると思いますか?

――当然あると思います。性的な行為を経験した者でなければわからない思いや行動、感情まで思いを馳せることができますから。

 

57.今まで貰った最も嬉しい感想を教えて下さい。

――『泣きました』というコメントには泣きました。

 

58.逆にこれは凹んだという感想があれば教えて下さい。

――『おまえの文章は台詞が多すぎて、小説の体を成していない』と言われました。

 

59.自サイトへの来客数は気になりますか?

――はい。そりゃあ素直に気になります。たくさんの人に読んでもらいたいですから。

 

60.来客数=作品の質 だと思いますか?

――そうは思いません。ただ、コメントや感想を寄せてくださらない、大多数のサイレントサポーターが、それでもどういうことを思っているのか、ということは、とっても気になります。

 

61.他人のオンライン小説を読みますか?

――読みます。とっても参考になります。

 

62.他人の小説を読む時、気にしてしまうところはありますか?

――人物の感情の動きの描写。スマートな比喩の使い方。これらは、僕自身、苦手としていたところなので。

 

63.目標にしている作家はいますか?(プロ・アマ問わず)

――特に存在しません。

 

64.全年齢対象の小説も書きますか?あるいはいずれ書きたいと思いますか?

――書きます。当然ペンネームは違います。

 

65.18禁小説を書いていてやってしまった失敗などありますか?

――失敗はないですね。まだ本名もばれてないし、本人も特定されてないし……。

 

66.18禁小説を書いているもっとも大きな理由は?

――現実逃避。僕自身も、読んで下さる方にとっても。

 

67.自分が書く小説に自信がありますか?

――書き上げた時点ではありますが、読み返した時にん-、と思ったら書き直します。

 

68.あなたの小説はズバリ、オカズになると思いますか?

――してくださると嬉しいです。僕自身はオカズにできます。

 

69.ここまで読んでくれた読者の方に、メッセージをどうぞ!

――一度と言わず、何度か訪問して読んで頂くと、文章や挿絵がちょっとずつ変わっていたりします。末永いお付き合いを、どうぞよろしくお願いします。

 

2013,8,3 新設